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カルダミリからイェロリメナスへ
2017 / 10 / 09 ( Mon ) ※2017年6月26日~7月17日までのギリシャの旅の記録です。
7/7 金 3:40 起床。当然、外は真っ暗。月が綺麗です。 1時間程で仕度が出来てしまったので、出発まで旅のノート書き。 5:10 部屋を出ます。まだ空は真っ暗ですが、街灯とお店の灯りで、歩く分には問題なし。 ![]() 一番明るかったのは郵便局。 ![]() キャリーを引きながらゆっくり歩いたのに、5:20にはバス停のある広場に着いてしまった。。。 時間通りならバスは5:45発です。早過ぎた^^; 広場も周囲も誰もおらず、怖いくらいに静まり返っています。 地方の落ちついた街のカルダミリだから治安も良いだろうけど、さすがにこれは緊張せずには いられない^^; バスが遅れずにやって来ることを祈りたい。 有難いことに数分の遅れでバスが到着。 手をブンブン振って、思いっきり「乗ります!」アピール。 キャリーケースを車体下部の置き場に入れて、バスに乗り込みます。 イティロまでは4.1ユーロ。 運転手に、終点のイティロでアレオポリ行きのバスに乗り継げることを確認します。 荷物置き場にすでにキャリーがあったので、先客がいることは気付いていました。 先客は若い女性で「カリメーラ!」と挨拶されました。 女性は早くに降車してしまい、そこから先は完全に貸切状態で走ります。 車内に流れるギリシャ音楽(ライカ)が旅の雰囲気を盛り上げます。 山の中の集落を抜けて、イティロ(Οίτυλο)に到着。6:35。 アレオポリに行くバスがいないので、乗って来たバスの運転手に尋ねたら、 「もう少ししたら(来る)。○○分後」(ギリシャ語) ○○がよく聞き取れなかったけれど、乗って来たバスもアレオポリからのバスを待って 折り返すみたい。 (待つ間、運転手さんは洗車していました) ![]() ![]() 広場にあった地図。 ![]() イティロからアレオポリに行き、再びバスを乗り継いでイェロリメナスが今日の移動ルート。 7時少し前にバスがやって来ました。 若くてなかなかかっこいいお兄さんが運転手。 アレオポリまでは1.8ユーロ。 先客が二人、イティロから私を含め三人、途中で一人。少ないですね。 7:20 アレオポリ(Αρεόπολη)に到着。実に7年振りです。 以前は街の広場がバス乗り場でしたが、駐車場を兼ねた広い場所に移転していました。 ![]() KTELの建物に入ると、女性が窓口にいました。 7年前と同じ女性のような気がします。 イェロリメナス行きは12:00発。4時間半のバス待ちか・・・ チケットは窓口で購入。3.7ユーロ。 私のキャリーケースに気付いた女性が、「ここ(部屋の隅)に置けばいいわ」とのこと。 お昼までバスの発着がないようで、KTELの窓口はいったん閉まりました。 (建物入り口を施錠) コンタクトを装着して仕度を整えたら、街の中心に行ってみます。 新しいKTELが街のどこに位置するのかわからないので、適当に歩いたのですが、 中心まで10分ほどの近さでした。 石造りの建物が美しいアレオポリ。写真映えします。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 広場です。 ![]() 以前泊まったホテルや、利用したタベルナ等、懐かしい場所が残っています。 前には無かったお店も。 ![]() ![]() ![]() 今日は金曜ですが多くの人がやって来ていた教会。 ![]() なにか特別なことがあったのかな?信者じゃないので、中には近付きませんでした。 猫さんと犬さんが一緒に。 ![]() 2時間程散策をしたらKTELに戻りました。 入り口ドアの前に椅子があるので、そこで旅のノート書き。 途中、水を搬入に来た男性に「どこへ行くんだい?」と聞かれたような? ノートを書き終えたので再び街中へ行きましたが、暑くて早々とKTELに戻りました。 先ほどと同じ、入り口の前の椅子にいると、水搬入のおじさんが再びやって来て 「どこへ行くんだい、お嬢ちゃん?」(ギリシャ語です。お嬢ちゃんか、私はw) 「イェロリメナスです」 「バスは12時だよ。まだ11時だ」 「チケットを持っていますよ(=発車時刻を知ってますよ)」 「ブラボー!」 11時過ぎにどこかへ行くバスがやって来ましたが、すぐに出発。 11:25 KTELの女性が戻って来ました。 KTELに置いてある荷物を引き取りに来た人もいます。 いつも思うのですが、バスで運んでもらった荷物の送料って、どうなっているのかな? 入り口前の椅子でまったりしていたらKTELの女性が出て来て、クッキーを頂きました。 こういうところがギリシャだなあ。 イェロリメナス行き(アテネ発)のバスは遅れ、12:30過ぎに到着。 (前面の表示は「ギシオ(Γύθειο)」になっている) ![]() キャリーを積んでもらおうとしたら、下ろす荷物がたくさんあるので「待っていて」と運転手。 なので大人しく待っていたら、荷物を下ろしたら置き場のドアを閉めちゃうので、 「ちょ!イェロリメナスに行くんですけど!」 運転手は悪びれず「イェロリメナ~」と歌うように繰り返しているw 陽気な人で、運転中もずっと喋っていました。 13:20 イェロリメナス(Γερολιμένας)に到着。懐かしい~ バス乗り場の位置は7年前と変わっていました。 アレオポリもそうでしたが、7年というのは変化するに十分な年月なんだなあ… 建物も増えたし、賑やかになっています。 予約した宿は「アクロテナリティス(Ακροταιναρίτης)」 サイトがありました → http://www.akrotainaritis.gr/ 看板がある建物に行くと、インフォーメーション(受付)は隣のエスティアトリオとの表示。 店の前に座っていたおじいちゃん達はお話中だったので、軽く挨拶をして店内に入ると、 こちらではおばあちゃんが電話中でした。 広い店内ですが、他には誰もいません。 と、後ろから、表にいたおじいちゃんの一人に声を掛けられました。 「Welcome」 あ、おじいちゃんもオーナーなんだ^^; 電話が終わったおばあちゃんが私の名前をフルネームで呼びかけます。 「あ、私です!」 パスポートを預けて、おじいちゃんと一緒に宿の建物へ。 宿の前で「2階(日本の3階)の6号室。眺めがいいよ」(英語) ![]() 最上階の左が私の滞在した部屋です。 上階への入り口、扉の先は、けっこう長い階段^^; ![]() おじいちゃんにキャリーケースを持たせるわけにもいかないので、 「よっしゃ、シガーシガーで上に行きますね!」 心配そうなおじいちゃんに手を振って、本当にシガシガ(ゆっくり)と上って行きます。 おじいちゃんが言う通り、眺め抜群のお部屋。 ![]() お隣の部屋は空いているみたい。 入り口側が南で海が正面にあり、窓は西側。 ![]() ![]() 下に見える赤いテントが、宿のインフォメーションも兼ねたエスティアトリオの屋外席。 ![]() 水周りは最近改装したのか、新しくて清潔です。 ![]() 部屋自体は広くありませんが、ベッドは快適、とても居心地の良い部屋。 ![]() ドアの上2/3が、明かり取り用に開きます。(ガラスはFIX) ![]() 窓に網戸が付いていましたが、よくよく見れば。 ![]() 網戸を留めるところのパーツが逆向き^^; 空腹をこらえながらせっせと荷解き。 18:20 外出。小さいながらもスーパーがあったので、食料調達。 ペロポニソスの端っこだから、さすがに物価が高いかも。 部屋に戻って旅のノート書き。 久しぶりに食べるギリシャのポテトチップスが美味しい。 20:00 宿が経営するエスティアトリオがオープンしているので行ってみます。 サーブはおじいちゃんで、料理をするのはおばあちゃんらしい。 ![]() 厨房で料理を見せてもらえるか尋ねたら、口頭でメニューを言われました(ギリシャ語)。 ムサカ、イェミスタ、ファソラーキャ、モスハリ、ヒリノ等々。 選んだのはパスティチオとメリザノサラタ。無難ですが食べたかったので。 合計11.5で、支払いは12ユーロにて。 パスティチオ 7.0 メリザノサラタ 3.0 水(500ml) 0.5 プソミ 1.0 ![]() あまり待たずにすべて一緒にサーブされました。 運んでくれたのは笑顔の素敵なお姉さん。お孫さんかなあ? 家庭料理のやさしい味。満足です。 テーブルのすぐ横は海です。 ![]() 昼間は歩く人も多く、賑わっていましたが、この時間は静かです。 お皿を下げる時にいただいたオレンジ。 ![]() 屋外席から見たエスティアトリオ。 ![]() やわらかな灯りが、映画みたいで素敵だなあ。 21:20 部屋に戻ってシャワー&洗濯。 通路兼バルコニーが長いので、どうやって干そうか悩みます。 ベッドでウトウトしていたら、蚊の「ブーン」! この旅で初の、蚊取り線香の出番となりました。 2:40 就寝 €€ 会計メモ €€ 交通費 バス(カルダミリ→イティロ) 4.1 〃 (イティロ→アレオポリ) 1.8 〃 (アレオポリ→イェロリメナス) 3.7 食費 スーパーで水等 4.6 エスティアトリオで夕食 12.0 宿泊費 40.0(朝食なし) ※予約サイトで手配 おまけ: 今回の移動ルートにあったイティロとアレオポリ、滞在地のイェロリメナスは、 iPhoneのCFロケ地になりました。 地元の方も協力しているそうです。ギリシャらしさでいっぱい。 iPhone 7 Plus - Coming Home 7年前(2010年)のアレオポリ滞在はこの記事から http://kalotaksidi.blog135.fc2.com/blog-entry-36.html その時のイェロリメナス訪問はこの記事で http://kalotaksidi.blog135.fc2.com/blog-entry-37.html |
イェロリメナス二日目
2017 / 10 / 17 ( Tue ) ※2017年6月26日~7月17日までのギリシャの旅の記録です。
7/8 土 8:30 起床。 雨戸を閉めていると室内が暗いので、外が明るくなったことに気付きませんでした。 近くのカフェニオから英米のポップスが流れて来て、ちょっとうるさい。 ドアを開け放ち、仕度と朝食。 見下ろして。 ![]() 右手(西方向)にある岩山をジグザグに下りて来る人の姿が見えます。 ![]() カステロリゾのジグザグ道みたいな感じかな?私も上ってみよう。 10:00 外出。 宿の前の、この場所もiPhoneのCFに登場しました。 ![]() バス乗り場兼駐車場。 ![]() ハイカー向けの地図がありました。2010年に見たものと同じです。 ![]() 岩山のジグザグ道もちゃんと載っていますね。 ジグザグ道の起点がどこなのかわからず、見つけるのに苦労しました。 この間を入っていったところから上ります。 ![]() 白いペンキで進行方向を示しているので、それに従えば大丈夫そう。 ![]() ![]() 石段に入る前が滑りやすく、角度も急でした。 途中、ほぼ直角に上る所がありましたが、そこを越えたらスムーズ。 太陽直撃ですが^^; 先はもうすぐ。 ![]() 見下ろしたところ。イェロリメナスは小さな村です。 ![]() 上りきった所は広々とした原っぱでした。 ![]() 視界に建物らしきものはありません。 部分的に人が踏みならした小道らしくなっていますが、どこにつながっているのか? しばらくウロウロしましたが、遠くまでは行けそうにないので引き返し。 下りて来てから、もう少し散策をしようかとも思いましたが、暑さに負けて部屋へ。 通路兼バルコニーで休憩します。風が気持ちいい~ 12:00 昨日、エスティアトリオでサーブしてくれたお姉さんがやって来ました。 部屋の掃除とトイレットペーパーの補充だそうです。 どちらも必要ではないので、お断りしました。 13:00 昼食を取りに外出。 といっても、選択肢は多くありません。 ビーチの端、バス乗り場の近くに、まだ人が少ないタベルナがありました。 ![]() 「カタグナス(Κατάγκουνας)」 → tripadvisor tripadvisorに名前が出ていたので、入ってみることにしました。 道を挟んだビーチ側と、厨房がある建物と、テーブルが2か所にあります。 ビーチ側のテーブルにサーブの途中だったお兄さん(けっこうイケメン)が私に気付き、 「どっちも同じ店だから。好きな所に座っていいよ」 ビーチの前は海の照り返しが強そうなので、建物の方にしました。 女主人が「ビーチに行かないの?」と不思議そう。 厨房に入って料理を見せてもらおうとしたのですが、フードケースの中にはなくて、 タッパーを開けて見せてくれました。 ラムのクリーム煮のようなもの(ピラフ付き)、ブリアム、ムサカ等。 他に用意出来るものを説明してくれましたが、どれもハーフでの注文は出来ないとのこと。 ルカニコとガヴロスを半々にしたかったんだけどなあ。 ルカニコのサイズを尋ねたら、手で示してくれました、かなり大きそう。 今日はお肉の日だと決めて、ルカニコにピラフを付けてもらうことにしました。 ![]() プソミにはオリーブオイルとオレガノがかけてあります。 ルカニコは、リムノス島で食べたもの程の大きさではありませんが、丸くなっているからかな? 真っすぐにしたらお皿をはみ出るサイズかしら? ぷりぷりで見が詰まっています。付け合わせのポテトも美味。 ![]() 完食です。 メニューを見ていないので価格がわかりませんが、合計で11.5ユーロでした。 小銭がないのと、特に+αのサービスもなかったので、申し訳ありませんが丁度で支払い。 一旦部屋に戻って休憩です。 15:00 外出。 午前中、岩山に上った時に見下ろした、山側の集落に行ってみることにします。 目指す集落はアノ・ブラリイ(Άνω Μπουλαριοί)。 アレオポリの方向に少し歩くと分かれ道。右がイェロリメナスの海へ続く道で、左が山側に入る道。 ![]() 上り坂の傾斜は緩いものの、路面の照り返しがきつい・・・ ![]() 15:45 集落に到着したようです。 ![]() ![]() 写真の大きな建物はお医者さんのお宅でした。 この地方特有の石造りの建物です。 渋い色合いの教会。 ![]() ![]() 人が住んでいる建物と、 ![]() ![]() 朽ち捨てたのか修復を待っているのかわからない建物と。 ![]() 昼寝時間とはいえ、怖いくらいに静かです。 誰にも会わないまま散策を終え、来た道を戻ります。 ![]() ちょっとだけ寄り道して。 ビーチとは反対側、湾の東側の通りです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ↑ 2010年にもこの写真を撮っています。 暑さにバテ気味で部屋に戻り、窓もドアも全開で旅のノート書き。 太陽が隠れそうな時間になったので、南側の海岸に行ってみることにしました。 iPhoneのCFに登場した海岸です。 ![]() ![]() いい感じだなあ。。。 こういう景色が大好きな私です。 舗装された道は途中までで、終点は墓地でした。 ![]() アノ・ブラリイにもあったのですが、よく見る墓地とは違い、小屋みたいな中に棺を納めているようです。 ここまでの舗装道は、この墓地のために造ったというようなことが書かれてありました。 舗装が途絶えた先も、行こうと思えば歩けそうですが、特に気になるものも見えないので、 戻ることにしました。 通りに戻って来たところで、ビキニ姿の女性と、体にバスタオルを巻いた女の子に遭遇しました。 スタイル抜群の美人と、まだ足元がおぼつかない女の子。親子ですかね? 二人を追い抜く際に「カリスペーラ」と挨拶したら、女性は笑顔で返してくれました。 女性が女の子に「ほら、”ヤー”(って、挨拶して)」と促すと、女の子は私に向かって、 思いっきり投げキッス!!!(音付き) めっちゃカワイイわぁ~!!! 女性と私、二人で大笑いしてしまいました。 しばらく歩いて「写真を撮らせてもらえばよかったかな?」と振り返ったら、 女の子はバスタオルを取ってしまい、生まれたままの姿で歩いておりました^^; 宿の裏側の道を歩いていたら、建物の入り口(中)で針仕事の老婦人。 黒服なので未亡人です。 壁に飾られた大きな写真には、笑顔のおじいちゃん。 この様子を写真に撮りたかったのですが、声をかけておばあちゃんの手を止めるのも嫌だし、 隠し撮りはもっと嫌。 迷った末に立ち去ることにしました。 こういう時、プロのカメラマンはどうやって声をかけるのかなあ? 部屋に戻ってシャワー&洗濯。 バルコニーがとにかく気持ち良いので、涼みながら旅のノート書き。 21時を過ぎて、ノートを書くには暗くなったため、室内へ。 どこかのタベルナでライブ演奏をしているようで、歌声が聞こえます。 旅のノートを書き終わると、特にすることもなくなってしまったので、 アテネのお店をチェックしたら就寝。0:00。 €€ 会計メモ €€ 食費 タベルナで昼食 11.5 宿泊費 40.0(朝食なし) ※予約サイトで手配 |
イェロリメナス三日目
2017 / 10 / 25 ( Wed ) ※2017年6月26日~7月17日までのギリシャの旅の記録です。
7/9 日 7:00 起床。 8:30 外出。 昨日の午後、アノ・ブラリイに行く際に上った道を途中から右へ曲がり、アリカ(Άλικα)という集落へ向かいます。 海沿いに出たので、帰りは海側からイェロリメナスに入れそうだな。 ![]() 「Last Gas Station」 ![]() この道は岬の先端まで行く際のルート。給油は大事です。 先が見えないな・・・ ![]() 途中で振り返って。 ![]() 遠くに船が見えます。この付近に定期航路は無かったと思うので、貨物船かな? ![]() ひたすら歩き続けて40分。アリカに到着しました。 ![]() 小さな集落です。とても静か。 ![]() このまま真っすぐに行けばいいのかと歩いていたら、ヴァシアを示す標識がありました。 ![]() ヴァシアまで5㎞です。意外と近い?行けるんじゃない? 目の前が開けました。海側に下りて行く道なのか・・・ ![]() 道が下りになっているのが不安ですが(ヴァシアは山の中なので)、足は進む・・・ 上から見下ろした集落はキパリソス(Κυπάρισσος)という名前でした。 ![]() 学校があるようなので、けっこうな数の住人がいるのかな? この集落を抜けると道が上りになりました。 しばらく行くと、居心地が良さそうなビーチがあります。 ![]() 標識では「リマナキ・サロリメニ」とありました。小さいリマニだからリマナキなんだね。 道が海を離れると、遠くに集落が見えました。あれがヴァシアかな? ![]() 目的地が視界に入るとテンションが上がる、と言いたいところですが、 余りの暑さに木陰で休憩。 この道は半島の最先端の岬へと続き、そこに向かうと思われる車が通りますが、 怪しい一人旅を乗せてくれはしないのであった・・・ ようやくヴァシア(Βάθεια)の入り口。 ![]() でも、ここからさらに距離がありましたわ・・・30分以上歩きました。 来た方向を振り返って。遠いわ・・・ ![]() 道が螺旋を描くように回り込み、なかなか近づかないのがじれったい。 建物群に到着した模様。 ![]() ここで私は写真右側の細い道を選んでしまったのですが、左手を行った方が良いです。 余りの暑さに再び休憩して、気合を入れ直してから道を上ります。 草をかき分けるようにして進んだら、歩きやすい道に合流しました。 あ、こっちからなら楽に進めたんだ・・・(←いい加減、学習しようよ) ![]() 修復されて住居となっている建物と、廃墟のままの建物が混在します。 観光客も来ていました。 ![]() ![]() ![]() こんな建物に住むのもいいなあ ![]() ![]() この建物は外観はきちんとしていますが、中は空っぽの廃墟です。 ![]() 中に入ってみて、窓から外を眺めます。 ![]() この写真の左側は修復中。 ![]() 人が住んでいますから広場と教会もありました。 ![]() ![]() 車が走る通りを少し行き、建物群がよく見える場所から。 ![]() ここは写真スポットらしく、車を停めて撮影している人もいました。 13:00 カフェとレストランの表示があるので行ってみます。 ![]() 名前は「ファゴポティオン(Φαγοποτείον)」 店員さんがどこにいるのかわからなかったので、建物内に入ったらすごく広い。 灯りが消えていて、暗い室内の隅のレジにおじさんがいて、ちょっとびっくり。 昼食時だけど「フラッペだけでもいい?」と確認してから、屋外のテーブルに行きます。 ![]() 席についてメニューを見ていたら、帰りの歩きのためにもやっぱり何か食べておこうと思い、 ホリアティキを半量だけオーダー。 オーダーを考えながら「暑い」と言ったら、先にお水のグラスを運んでくれました。 ![]() サーブのおじさんはお喋り好きで、「日本語の“ありがとう”を知っているよ」 風も吹き、涼しくて気持ちが良い場所です。 眺めが良いので、望遠鏡と双眼鏡が置いてありました。 ![]() サーブ担当のおじさんが何やら持って来ました。 ![]() 小さなガラスの容器に入った「クレマ(=クリーム)」です。 鮮やかな黄色で、ミントみたいな香りです。 「体に塗るといいんだよ」とおじさん。植物から作ったそうです。 お店に置いてあった鉢の植物の葉を指して言ったのですが、本当かな? 完食して、綺麗なトイレも使わせてもらってからお会計。7.5→8.0にて支払い。 ホリアティキ(1/2) 4.0 フラッペ 2.5 プソミ 1.0 デイパックを背負い立ち去る準備をして、サーブ担当のおじさんと 「これ(クレマ)は持って帰れないよね?」「それは売り物なんだよ」という会話をしていたら、 そばのテーブルにいたギリシャ人グループの女性が「ギリシャ語?」 サーブのおじさんが「彼女は日本から来たんだけど、ギリシャ語を上手に話すんだよ!」 盛っていますwww そんなオーバーに言わないで下さい。 「このあとはどこへ行くの?」 「イェロリメナスに戻ります。徒歩で」 そばのテーブルのギリシャ人グループが「ええええっ!」という表情に。 女性が「何㎞あるの?」サーブのおじさん「9kmだね」 私「イェロリメナスから歩いて来たんですよ。だから帰りも出来ますって」 私のデイパックのポケットに差してあるペットボトルの水が、残り少ないことに気付いたおじさん。 「水を入れてあげよう」 一緒に厨房に入ると、おじさんは水道からペットボトル一杯に水を注いでくれました。 「冷たいよ」 これは嬉しい、有難いです。 その場にいた人たちに「カロ・タクシーディ」と見送られました。 ・・・9kmって旅なのか。そういう距離なのか。 お店の外観を写真に収めようとしたら、おじさんが気付いてくれました。 ![]() ヴァシアの建物をもう少しだけ見て回り、15時過ぎに集落を下りることにしました。 集落のメインの通り。 ![]() イティロにあったものと同じ地図ですが、もちろん現在地はヴァシア。 ![]() 車が通る道から離れた場所にも建物があります。 ![]() あそこじゃないとダメな理由があるんだろうなあ。 帰り道で。名残惜しいな。 ![]() 行きよりもスローペースで歩いていたら、イェロリメナスの中心に戻った頃には18時近くになっていました。 ヴァシアに向かっている時、野菜と果物の移動販売車が私を追い越して行き、 その時に見た荷台のメロンが頭から離れません。 帰り道でも遭遇したのですが、あっと言う間に去ってしまい、声をかけられず。 (声をかけたとしても、炎天下にメロンを持って歩くのかという疑問が) イェロリメナスの駐車場に停まっていないかな、と探しに行ってみたのですが、見当たらず。 日曜なのにスーパーが営業していたので、そこで買うことにしました。 メロン1個とサクランボ少々。 ![]() 一緒にドリンクも買おうとケースの前でしゃがんだら、立ちくらみでやばかったです・・・ 部屋に戻り、エアコンを効かせて休憩。 ヴァシアから戻り道では、帰ったら宿の前でひと泳ぎしようと思っていましたが、 さすがにそんな体力も気力も残っておりませぬ。 回復したところでシャワー&洗濯。 蚊取り線香を足元に置き、バルコニーで旅のノート書き。 涼しくてはかどります。 21:20 ノートを書くには暗くなってしまったので、部屋の中へ。 小腹が空いたので、手持ちのパクシマディと、先ほど買ったさくらんぼを食べます。 さくらんぼがとっても美味しい。 イェロリメナスは明日が最終日のつもりですが、その後アテネに戻るまでに二日間あります。 でも、その二日間の予定が決まりません。 日本にいる間にも調べてはみましたが、バスでの移動が難しいのです。 車というか、免許があったらなあ・・・ 悩みながら23:00に就寝。 €€ 会計メモ €€ 食費 エスティアトリオで軽食 8.0 スーパーで果物等 3.8 宿泊費 40.0(朝食なし) ※予約サイトで手配 おまけ : イティロとヴァシアでロケをしたと思われるMV。 Παντελής Παντελίδης - Της Καρδιάς Μου Το Γραμμένο パンデリス、いい歌手だったのに残念です。 |
イェロリメナス四日目
2017 / 10 / 30 ( Mon ) ※2017年6月26日~7月17日までのギリシャの旅の記録です。
7/10 月 暑いせいか、夜中に何度か目が覚めてしまいました。 7:00 起床。 眠気が抜けないので、ベッドでダラダラ。 ドアと窓を全開にして仕度。 9:00 昨日買ったメロンを食べます。 シロス島で食べた程には甘くありませんでしたが、一個180円位だから嬉しい。 昨日は修行僧のように歩いたので、今日は体力を使わない方向で過ごすつもり。 (そう言いながら、ついウロウロしてしまいますが^^;) 毎回ゆっくりした旅をしたいと思いつつ、三日程で移動してしまうけれど、 間に休息日を入れて、一か所に五日間位はいたいですよねえ。 バルコニーに椅子を持ち出してのんびりします。 ![]() この椅子の座り心地が良くて、良くて。 見下ろすと、歩く人の姿が昨日よりは少ないような? 週末まで滞在した人が多いのかな? 13:30 宿のお姉さんが掃除にやって来ました。 必要がないので、タオルだけ交換してもらいます。 ついでに「明日、明後日も泊まるならいくら?」と聞いてみると 「わからないわ。下で尋ねてみて」とのこと。 今ならオーナーが下(タベルナ)にいるとのこと。 それならと下りて行くと、お店の前におじいちゃんがいました。 「宿泊代を支払えますか?」と聞くと「中に入って」 中にはおばあちゃんがいました。 同じように宿泊代を支払いたい旨を話すと、「現金で」 ・・・ああ、そんな気はしましたけどね! 延泊については1泊35ユーロでいいとのこと。 まあ、これも予想通りなので、2泊の延泊をお願いしました。 14:00 宿の前のビーチで泳ぐことにします。 すぐそばに船が停泊していますが、そんなに深くはなさそう。 ![]() ![]() 小さな丸石なので足が汚れません。 ![]() 透明度がすごいな~ 小さな魚がちょろちょろしているのがよくわかります。 水温も冷たくないので、足が着くところでプカプカ、ゆらゆら。 昼寝時間だからか、海の中に入る人はおらず、ビーチで休む女性が二人いるだけ。 背中がピリピリして来たので(多分、アトピー)、30分程で海から出ました。 綺麗な丸い小石を見つけたので持ち帰り。 水着とタオルを洗濯し、メロンを食べながら部屋でのんびり。 洗濯物は90分程で乾きました。今日も猛烈な日差しです。 18:00 涼しくなったので、写真を取りながら一回り。 西側の海岸。 ![]() ![]() 海岸の入り口(村の端)は高級ホテルのプライベートエリアですが、その先の岩場では、地元の人が泳いでいます。 診療所がありました。診察は週に二日。 ![]() ![]() もしかしたら、アノ・ブラリイに家があったお医者さんが来るのかしら? ヴァシアのエスティアトリオのポスターが貼ってありました。 ![]() これを見ると食事メニューも美味しそうだなあ。 アレオポリ側の、イェロリメナスの端に行ってみました。 バスはこの道を走ります。 ![]() 部屋に戻り、着替えてから、夕食を取りに外出。 宿のエスティアトリオに向かいます。 虫除けスプレーを吹きつけたのに、テーブルに着いて早々に蚊に刺されて、 いささかブルー… 今日のオーダーは以下の通り。合計14ユーロを15ユーロで支払い。 ラハノ(キャベツサラダ) 3.0 ヒリノ・レモナト(豚肉withレモン) 7.0 ビール(Fix 500ml) 3.0 プソミ 1.0 料理を待つ間、横の海で釣りをしている少年たちを眺めていたのですが、 一人、とんでもないイケメンがっ!!! 中学生かな?黒目がちでまつ毛がめっちゃ長い。 前髪の一部を少しだけ垂らしていて、時折り頭を振って髪を払う姿もイケメンそのもの。 こんな半島の端っこ(←失礼な発言)に、どうしてこんな美少年! もう目が釘付けですわ。 「ミハリス」と呼ばれているような? 延泊を決めて良かったわ。 料理です。 ![]() イェロリメナスでの初ビール。あっと言う間に飲んでしまいました^^; ヒリノがやわらかくて美味しかったわ~!!! ![]() ラハノを最初、半分の量でのオーダーにしようかと思ったのですが、値段の安さにためらって、 通常のオーダーにしました。 結果、凄い量です。カラマタオリーブも8つも入っています。 美味しかったのですべて完食です。 サービスでいただいたグリコ。 ![]() 日が落ちて暗くなり、何だかわからないのでサーブのおじいちゃんに尋ねたら、「ポリ・オレア」としか 答えてくれませんでした。 形と大きさから葡萄かな?水と一緒に頂きます。(かなり甘いので) 22:00 お腹いっぱいで店を出ます。 お店の前の椅子。石にイラストが描かれています。 ![]() 絵柄を変えて、いくつかありました。 腹ごなしに周囲を散歩して部屋に戻ります。 ![]() シャワーを浴びて、エアコンを効かせて休憩していたら寝てしまい、2時すぎに目が覚めました。 喉がカラカラ。 エアコンを切って就寝です。 このくらいのんびり過ごすのもいいな。 €€ 会計メモ €€ 食費 エスティアトリオで夕食 15.0 宿泊費 40.0(朝食なし) ※予約サイトで手配 |
イェロリメナス五日目
2017 / 11 / 03 ( Fri ) ※2017年6月26日~7月17日までのギリシャの旅の記録です。
7/11 火 7:30 起床。少々蒸し暑い朝。 暑くなる前に写真を撮ろうと、9時前には外出。 宿の前にいつも停泊していた船。 ![]() 昨日の美少年は右端の船に乗っていたので、家族の船なんだろうか? 宿が経営するエスティアトリオの建物。上はホテルになっています。 ![]() 椅子に置かれたイラスト付きの石。 ![]() ![]() ![]() 最近の建物でもほとんどが伝統的な石造りにしているようで、お洒落なカフェニオも石造りです。 ![]() ![]() 小舟が多く浮かんでいましたが、漁船というよりはレジャー用な気がしますね。 ![]() 西側のビーチ。まだ時間が早いので静かです。 ![]() スタイル抜群のお姉さんが、一人くつろいでいました。 ![]() 湾の東側に行ってみました。 ![]() 透明度は文句なしですが、浅い岩場なので泳ぎやすくはなさそうです。 ![]() カニ発見! ![]() ここから宿のある方向を見て。 ![]() 私が泊まった宿が目立ちますね。 西のビーチをズーム。 ![]() 海岸の裏手で。 ![]() 2010年にも撮影しています。ほとんど変わっていないみたいで懐かしい。 一時間程散策をしたらいったん部屋に戻り、旅のノート書き。 11:30 西のビーチに行きます。 来ているのはギリシャ人がほとんどのようで、特に子供が多いですね。 丸くて白い石のビーチ。 ![]() 海の中とは思えないくらいに透明です。 ![]() 適当な場所に荷物を置いて海の中へ。 ![]() 水は冷た過ぎず、波もなく。気持ち良いです。 底が丸石なので歩くと滑りやすいかな? しばらくしたら海から出て、ビーチでのんびり。 ![]() 日差しが強烈なので、パラソルが無い私は帽子が必須です。 泳ぐ→ビーチで寝そべる→泳ぐ、を繰り返し、14:00に戻ることにしました。 途中、スーパーでドリンクを購入。 宿のエスティアトリオはグループの予約があるようで、40人分のセッティングがされていました。 ![]() ![]() 地元の集まりで使うってことは、きちんとしたお店ということですよね。 部屋に戻ってシャワー&洗濯。 外を見たらエスティアトリオのグループ客が到着していました。年配の方が目立ちます。 ![]() 部屋のTVが意外と映りが良いのと、たまたまアキスの番組を放送していたので、ベッドでTV鑑賞。 夕食を取りに外出しようと仕度をしていたら、窓の下に美少年ミハリス君(仮)が! ![]() 右端の少年。足が長い。 もう目が離せないんですけど!!! 部屋を出てさり気なく近づいてみましたが、さすがに写真には撮れませんでした。 手足が長いわぁ ミハリス君(仮)が気になりながらも、夕食の為のお店探し。 通りを端から端まで歩いてみますが、決め手に欠けるなあ。 タベルナ「ΟΡΑΜΑ」という店の前にメニューが置いてあったので眺めていたら、女性が「Hello!」とやって来ました。 何だかメリル・ストリープっぽい人だな。 別の日の撮影ですが、厨房のある建物入り口。 ![]() 英語でさっとメニューを説明してくれて、「ロー・プライス、ハイ・クオリティ」 自信あるのね 笑 メニューは豊富ですが、フタポドケフテデスはありませんでした。 ミディアのパスタがあったので、メインとして選択。 もう一品を迷っていたら、「ズッキーニ・ボールがおすすめ」とのこと。 半分の量に出来るか尋ねたら「Ό`χι(=No)」 パスタの量を確認したら「(お皿は)メガリ」で、量は変えられないというし。 「たくさんは食べられないけど、ズッキーニも食べたい」とウダウダ言ってみたら、 「半分にするわ、あなたのためにね」 海のすぐそばのテーブルです。 ![]() 風が強くて、テーブルクロスが捲れます。 プリノマリスの空き瓶を利用した、オリーブオイルとビネガー入れ。 ![]() メガリなパスタ。ミディアは13粒入っていました。ゆで加減はOKです。 ![]() おすすめするだけあって、ズッキーニはもちもち。 このお店の横もタベルナで、若い男の子が手伝っています。 美少年ミハリス君(仮)に似ているなあ。 私が見つめているのに気付いたのか、何故か近くまで来てくれました。 チラ見しながら食べていたら、隣の店に美少年ミハリス君(仮)が!!! お店に置かれた水槽に、釣った魚を入れています。 家族?友達?どういう関係? 魚を入れたら、どこかに行ってしまいました。釣りの続きかしら? 食べ終わったお皿を下げてもらったら、スイカをサービスしてくれました。 ![]() お会計は14ユーロ。支払いは15ユーロにて。 オーダーは下記の通り。 ミディア(ムール貝)のパスタ 12.0 ズッキーニ・ボール 4.0(フルでの価格) 水(500ml) ? プソミ ? ズッキーニをきっちり半額にしてくれたようだけど、水とプソミは無料なのかしら? 水はボトルに「tablewater」と書いてあったので、安いものだろうけど。 部屋に戻ってのんびり。 お隣の部屋に宿泊客が着いたのか、灯りがもれました。 でもとっても静かです。 蚊取り線香を炊いたのに、蚊に刺されて悔しい。 空気は涼しいのに風が入ってこないので、エアコンのタイマーをセットして眠ることにします。 珍しく日付が変わる前、0:00前です。 €€ 会計メモ €€ 食費 タベルナで夕食 15.0 スーパーでドリンク 1.8 宿泊費 35.0(朝食なし) ※現地で延泊 |